今日の昼時に割り箸に割り箸を傾けて挟んでくるくる回しながら眺めていると、先輩が「おまえ何してんの?」と聞かれました。傍から見てるとおかしな行動ですからね。
「双発機のプロペラって、軸に対して傾きがあるのか、考えていたところです」と意味不明な返事をしたら「そんなわけねぇだろ。」「じゃ先輩、プロペラはどっち向きに回転するか知ってます?」「内側に向かって回るんだよ、知ってるよそんなこと。」
この先輩、博学だなと思いました。
要は何に悩んでいるかと言いますと、この三面図の横から見たところですが、縦に赤い線を引いてみたら、やっぱりやや傾きがあるように見えるかと思います。
では、上から見た図ですが、横に線を引いてみたら、傾きはないようです。
それで、どちらかの図が間違っているのじゃないか、と思って割り箸を使って、あれこれ考えてたわけです。で、前出の先輩に聞いてみたら「じゃ、軸ごと下に向いているんだろ。でもヘリなら分かるが、普通の飛行機じゃ考えにくいね」とのこと。
ううむ、確かに。そりゃ胴体に平行に向くよなぁ。
で、帰宅した後、昨年に行ってきた下総航空基地で撮った哨戒機の写真をもう一度眺めてみる。丁度よく、自分に平行してる時のショットがありました。
本当の真実は分かりませんが、とにかく傾けることを考えるのはもうやめようと思いました。
実機の写真では傾きが無いように見えますが、
これは車輪からの力によるモーメントやエンジンの重さで翼が捻られているのではないでしょうか。
離陸時には翼が捩れてプロペラが真正面を向くように設計されているような気がします。
あと上面図の話ですが、
プロペラが円盤であったなら、
上面図には円盤の機体前方を向いている面が描かれていないとおかしいんですが、
プロペラの幅と機体全体とのバランスで
この図面では省略して描いているように感じます。
なるほど。
やっぱり、上面図と側面図がまっちしてないんでしょうねぇ。
その後、ネットで見つけた飛行中の写真とか、離着陸中の写真とかをいくつか見てたのですが、いろんな見え方をしてたので、もうこれ以上気にしないようにしてみます。