一年以上前の記事ですが、BISのDeveloper’s BlogのLandscape Almost Real(ほとんどリアルな景観)を訳してみました。
============== 以下、訳 ==============
原文: http://www.bistudio.com/developers-blog/landscape-almost-real_en.html
ほとんどリアルな景観
Ivan Buchta
2007年9月20日
私達の会社では、まるで現実であるかのような景観を創り出したいという大志をいつも思っていました。なのでコンスタントにツールを改良し、私達の技術に磨きをかけてきましたが、そしてついに現実世界の田園地方のイメージを最善の形でArmA2に持ってくることが可能になりました。私達は北ボヘミア地方の忘れられた土地を選び出し、野生と丘陵の環境を安定かつ大きなスケールの戦場にして皆様に遊んでもらえるのではないかと思っています。
現実世界の景観は実際にある土地の構造を提供し、全てのビークルと武器のプラットホームを使用できるようにし、実際に存在する驚くほどとても小さな戦闘やその時間、瞬間を皆様に提供して兵士の生活をプレイヤーに体験してもらおう、というのが私達設計者の観点です。もちろん、戦闘はArmA2の中で主要な体験をするでしょうし、現実に戦闘が散在するような景観になるでしょう。そのような戦闘によって私達は数ある戦争ゲームの中で皆様がかつて見たことがない印象深いものになることを願っています。
私が知っている最新のディテールをもっていくつかの場所を作り直したいという大志が常にありました。幸運なことに、ゲームプレイとビジュアル的な外観について、私に思い出させてくれるあるいは忘れさせてくれないそれ以外のことが周囲にありました。あなたが人間に素晴らしい何かのプレイを与えようとした時、そのリアリティは時として捨て去らねばならない時があります。それが意味するのは、生み出した全てのパーツが含む現実の田舎の風景を丸写ししたものをお見せするわけではありませんが、大雑把に地形をベースとしたゲーム環境となるということです。しかしながら、私達は、Chernarus地方の北部を構築することをひとつの目的にしてこれを創り出すべく、空撮写真や正確なGISデータベースを含む大量の現実世界のデータを参考材料として今なお活用しています。
自由な芸術性を確保するために海岸線を応用するべきでしたが、残念なことに北ボヘミア地方には海がありません。上の画像から比較できるように、私達が最近取材に行ったチェコとスロバキアの国境付近の山岳地帯から強い印象受けたこの森林地帯の構成を選択することを決断しました。地図上のリアルなカウンターパートと比較して、エゾマツ系の木が広がるそこは、さらに”山岳地方”っぽく表現させることを間違いなく手助けしてもらえそうだったこと、そして私達の当初の目的である「対立勢力による反乱・内紛に満ちた東ヨーロッパのどこかの山岳地方の国」に完全にマッチしていたからです。