Rules of Engagement

私が作成したOperationFlashpoint用のキャンペーンです。

たいしたものではありませんが、本人としては全力を出し切ったつもりですので、ぜひ遊んでみてください。またご感想やBug報告も頂けたら大変励みになります。

Download中に通信が切れる、DLしたらファイルが壊れていた等のご連絡を頂くことがよくあります。xreaとの回線の相性みたいなものだと思うのですが、私にはどうにもすることができません。
大変申し訳ないですが時間帯を変えるか、辛抱強くDLを繰り返してみてください。

“Rules of Engagement”の紹介

2004年8月公開(12-Missions:13.6MB)

必要アドオン:

  • Battle Over Hokkaido Addon Ver1.2

- 民族紛争が続く旧ソ連邦のある島へ国連平和維持活動のため派遣される自衛隊
- 主人公の活動の行く手を塞ぐResistance。
- 生きて日本に帰る、それが彼の使命。

“Rules of Engagement” をDownloadする

いくつかのミッションを除き、比較的難易度は易しめです。分岐もありません。

全編日本語字幕です。登場人物の台詞は全て下手糞な合成英語ですが、きっと誤訳ばかりでしょう。
これはExcite翻訳に任せたためです。

このキャンペーンを製作するにあたり、すばらしいアドオンを提供されたBattle Over Hokkaidoの皆さんと、ミッション作りのお手本にさせて頂いたヨシノイドWEBさんに心から感謝申し上げます。

Install方法

…\OperationFlashpoint\Campaignsに格納してください。

起動しない時

EECP,Y2K3,FFUR,REM等の置き換えコンフィグを用いて、何らかのAddonと入れ替ている場合は、正常にミッションが進行しない恐れがあります。


Rules of Engagementの主人公の顔、氏名の設定について

1.起動後、左上の”Player”をクリックする。

2.右側の3つのメニューから、”NEW”または”EDIT”を選択する

3.氏名や顔グラフィック、眼鏡・サングラスの有り無しを選択しを、自分の好みに設定する

また…\OperationFlashpoint\Users\3.で設定した名前フォルダの中に自分の好みの顔グラフィックのjpegを格納し、ファイル名をface.jpgとすると3.の顔一覧の中に”custome face”という項目ができるので、その画像を主人公の顔にすることが出来ます。

ただし顔グラフィックの画像は何でも良いわけではなく、OFPの規定サイズ(256px×256px等)であること、特定の位置に正面顔、側面顔等が所定の位置に揃っている必要があります。これを自分で作るのは結構大変なので、いろんなサイトで公開されているそれ用の顔グラの中からお気に入りをGETした方がよいでしょう。


Production Notes of “Rules of Engagement”

Battle Over HokkaidoのAddonを用いたキャンペーン。
以前からOFPで何か作ってみたいなと漠然と思っていたある日、ヨシノイドさんが発表された”The Kolgujev WAR”を遊び驚愕しました。ミッションの素晴らしさも品質の高さもそうですが、カットシーンがまるで映画を見ているような感覚にさせてくれたのです。

自分が作りたかったのはまさにこれだ」と思い、その日のうちにキャンペーン製作を決意しました。

それまでは仲間内用にCOOPミッションを作って遊んだりはしてたのですが、所詮身内用なのでbriefingは手抜きしたり、音声なんかもいれてないし、バグがあってもマァイイカ精神で放置していました。しかしキャンペーンを作るとなれば、身内ではない多くの方の目に触れるし、世には厳しい評価を下される方もいます。手が抜けない緊張感の中で製作にとりかかりました。(それでも作りこみの甘い部分がありますが、それは僕の能力では解決できなかったためです)

発表から一週間も経たずして、ダウンロードして頂いた方が延べ100人を超えました。

大変ありがたいことです。
遊んでいただいた方に心より感謝します。

1 Oversea

まず悩んだのは、採用するアドオンをどうするかでした。BASにするかBOHにするか大いに迷いました。採用したアドオンによって話のストーリーが大きく違ってきますし、ユーザにミッションファイルの他にあれこれアドオンをダウンロードさせるのは、非常に面倒だろうと思いました。

BOHはアドオンとしてとても安定していることが心強かったし、入手性の高さからも初回作品はBOHをモチーフにした作品で行くことに決めました。(BASは革新的なんですが、安定性に不安を感じてました)

2 Encounting

丁度イラク派遣で揺れていたこともあり、PKOを題材にすることにしました。もしもPKO派遣が大きな悲劇を生むことになれば、製作を中止しないといけないリスクはありましたが、思い切って取り組むことにしました。

PKOを題材にしたことで、今度は折角の90戦車や攻撃ヘリといった攻撃的なユニットが使えなくなり、面白味に欠けるのでは、というジレンマが最後まで続きました。

3 Reconnaissance

タイトルをRules of Engagementにしたとおり、好戦的なミッションを作ることを放棄しました。(公開してしばらく経った後、Ruleにsが付くことに気がつきました。恥ずかしい。)

そのRoEを意識させるようなミッションを作ろうと思い、米軍の空爆の前に発砲し相手を殺したらクリアできない、といった仕組みにしてみました。

4 Nightmare

この頃はイラクで自爆テロ事件が頻発してましたので、その危険性にも触れてみたいと考え、テロのシーンを作ってみました。

どうか現実の出来事にならないよう祈るばかりです。

5 The 4th Power

学生の頃、日本のメディアはずっと正義であると信じていました。社会に入り、自分の立場により全てが正義ではない、ということを知るようになりました。丁度この頃、ここの新聞社の記事によって僕の本業の方で大きな影響を受けてしまい、ボーナスが減りそうな事態になりました。そんな恨み僻みの気持ちをこめて作ってみました。

ちなみにこのヘリのシーンですが、自分の前列に3人並んで座らせる演出にしたくて、かなり苦労しました。

6 Alone ArmyA

折角、主人公は高い射撃精度の持ち主だと、序盤に複線を張ったので、それをテーマにしてみました。ミルコをうまく見つけ出すことは出来ましたでしょうか。数発しかない狙撃銃で仕留めないといけない緊張感を演出するのが僕の試みでしたが、固定目標なので一回見つければ簡単かもしれませんね。このミッションにはちょっとした裏技があります。試しに丸腰で近づいてみて下さい。

最後のムービーシーンは、昔見たボスニア内戦を題材にした映画からヒントを得ました。

7 Anyone at All

元々は仲間内向けのCOOP用に作ったミッションに、前後のムービーシーンを付けて作成しました。救出された後の女性がうまく救難ヘリに乗ってくれない時が多々あって、とても苦労しました。結局、今も解決しないままですけど。

何気に自分にとってクリアにてこずるミッションがこれです。敵が少ない割には、よく死んでしまいます。

8 ForceLanding

エディット上の最大難関はこのミッションです。一番時間が掛かりました。最後までDebugしていたのがこれです。OFPの乗り物は馬鹿すぎです。飛行機が踏みとどまっていたり、パイロットを強引に乗せると勝手に飛んで行ったり、あげくビルに激突したり。意味不明なことが多すぎです。…少しずつ原因を探り、解決させていきましたが、もうこういうのは作らないと心に決めました。

もちろんアイデアは、イラクで人質になった邦人3人組の事件です。

9 Frozen Tower

そろそろ通常のPKO活動に戻さねばと思ったことと、折角BOHが用意された白い迷彩服兵士を使ってみたいと思い、冬山での修理ミッションを作ってみました。

民間人の処刑シーンは、あまりの恐ろしさに作った自分が寒々しくなりました。自分で言うのも何ですが、映画みたいなシーンができたのはこのシーン位かなぁと思っています。

10 Reason Why?

きっとこんな状態にあると逃げ出したくなる隊員さんもいるのではないかと考えました。またOFPでアドベンチャーゲームみたいなこともやってみようと思った実験作です。簡単な解法ですけど。

さて最後の脱走した隊員と会話するムービーシーンですが、これは僕が子供の頃から読んでいた漫画のとあるシーンからセリフを拝借しました。

11 Kindnessman

そろそろ終盤なのでOFPらしい普通のミッションも入れようと思い、身内用に作ったCoopを転用したものをここに置きました。

ミッションとしては特段変わったこともせず、オーソドックスに作りになっています。

そろそろキャンペーンのエンディングに向けて、話の纏めに入る頃です。複数考えて米軍将校との共同作戦を通じた友情をもうひとつの軸にしてみようと思いました。(実際に幹部の皆さんの中には、米軍将校と普段から付き合いがある人も多いと聞いたので。)

12 A Tousand Miles

やっぱりOFPに出てくる乗り物AIというのは、Editor製作者の意図するようには動いてくれません。本当は敵の猛攻を受けながらも、颯爽と撤退するシーンを作るつもりだったのですが、敵がいなくなるまでなかなかボートが上陸してくれないし、各小隊も整然と撤退してくれないのです。所定の船に乗ったのに操舵手が無視したり。設定とは逆に、自分が最初に撤退することもあったりします。

ラストシーンの冒頭は、お気づきのとおりOFP起動時のEveronの背景シーンです。

Rules of Engagementを最後まで遊んで頂いた方に、心から感謝申し上げます。
Wolfsburgは、次回作の製作に着手します。
おおよそ8話で完結するキャンペーンで、年明けには公開したいと思っております。(間に合うかな?)

今は採用するアドオンについて試行錯誤している段階です。
それこそ使いたいアドオンは山ほどあるのですが、長期的に考えた時に、海外製アドオンは突然入手が困難になったり、仕様が変わったりするので、踏み切るか迷っています。
できるだけ多くの方に遊んで頂きたいので、やや昔のPCでも快適に動くとか、OFP初心者の方でもさくっと導入できるように、とかいろいろ考えるとこの辺は難しいですね。

平成16年8月14日
Wolfsburg