木更津航空祭でヘリに乗りました


 木更津航空祭に行ってきました。
 この駐屯地には、第一ヘリコプター団という陸自の部隊がいらしてて、何でも日本最大の陸自の航空部隊だとか。どこかで何かあったら、ここからヘリで発進して、陸上部隊のいる駐屯地に寄ってピックアップして、事案のあった現地に迅速に連れてくための部隊なんだそうです。多分。あまり詳しくないので、WikiPediaの受け売り。




 最初は式典とか吹奏楽の演奏をやってましたが、11:00頃になるとおもむろにAH-1,UH-60,CH-47,OH-1と政府専用機ヘリなどが20機くらい離陸して編隊飛行してくれました。まるでコッポラの映画みたいです。その上、空挺部隊がロープで降下してくれたり、どこかからか車を吊るして運んできたり、と素晴らしい訓練内容を披露してくれました。
 これだけで見応えのあるデモンストレーションを見せてもらって「木更津まで来た甲斐があったなぁ」と荷物を片付けて帰り道に付きました。実はこの日は妻と息子二人が嫁実家から帰ってくる日でしたので、13:00には切り上げないとならなかったのです。ところが・・・。

 
 生まれて初めてヘリに乗ってしまいました。
 もともとヘリの搭乗券なんか持ってなかったのですが(陸自から招待されるか、応募して抽選で当たるかでないと一般市民は貰えない)、駐屯地を出る手前で地元の名士風のオジサン、いやオジ様が僕を呼び止め。
 「君、ヘリは乗ったかね?」とAsk、俺「いえ(何の用だろか???)」とAnswer。オジ様「それでは、君にこれをやろう。ヘリ搭乗の招待券だ」と言って去っていきました。
 半信半疑でオジ様から頂いた用紙を読むと、大人なら誰が使っても良さそうな内容。氏名・住所とか記入して、部隊の人に渡したらあれよあれよと言う間にCH-47へ案内されました。


 基本的には、ちょっと離陸して東京湾の海ほたるが見える辺りで旋回して駐屯地に戻ってくる約15分の空の旅です。生まれて初めて乗る軍用機それもヘリコプター、本当は早めに帰って家族を迎えに行かなければならなかったのですが、そんなことはCH-47の爆音と共にとうに忘れてしまいました。
 ちなみにCH47には、後ろのカーゴランプから乗り降りするのですが、ローターが作る風、エンジンの排気風が凄まじかったです。強いわ、熱いわ、臭うわで。そして離陸の時のGはほとんど感じず、エレベーターかエスカレーターと似た感じで、固定翼機のようなGではありません、当たり前か。そしてキャビンの中は爆音、というか轟音。耳栓なしでは長時間いられないと思います。自分の正面に座った「オマエラどう見ても不倫だろ」な親子のようなカップルが気になりつつも、15分の空の旅は終りました。

 僕の夢のひとつだった「軍用ヘリに乗せてもらう」は、意外な形で実現しました。
 ありがとう木更津の名前も知らないオジ様。心から感謝します。

「木更津航空祭でヘリに乗りました」への3件のフィードバック

  1. 軍用ヘリ搭乗なんてすごいですね
    それもコンテナにタンデムローターをくっ付けただけの様なCH-47
    乗員の快適さなんて無きに等しいんでしょうね
    ところで2枚目の写真の4人の内どれがWolfsburgさんですか?(笑)

  2. >たつ吉さん
    本当、何が幸いするか分からないものですね。
    おっしゃるとおり室内は煩くて快適性もへったくれもありませんでした。
    ただ座席はそんなに酷くないなぁと感じたような気がします。最初は少し固い椅子を想像してました。
    2枚目の写真の人達、凄いですよね。
    >migさん
    最近、仕事で悪いこと続きなのですが、こういう幸運が降ってくると、運のバランスってどこかで取れるように出来てるんだなぁと思ってみたり。
    小牧、行きたかったです。お金かかり過ぎるから行けないけど。

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