Bed & Breakfast Soul Innでの朝食。
自家製の焼き立てパンでした。
その後の僕の見立てによると、二つの家族で運営していて、午前中の当番が英語組で、午後の当番がオランダ語かドイツ語組っぽい。きっと兄弟とか同族なんでしょうね。
今日は荷物をホテルに預けて、夕方までデルフト観光です。
なおホテルの周辺はこういう感じ。
素敵な家並みが続きます。
というか、何でこんなところにホテルがあるの?
今日は日曜日なので教会ではミサが開かれているようです。
奇麗な 賛美歌が聞こえてきます。
きっとこの町に縁がある英雄の鎮魂碑なんでしょう。
’45~’50と言うと、WW2の後ですよね。
小道とか歩くと、RPGの世界さながらの光景が広がります。
実は予想より早くデジカメのバッテリーが消耗してしまい、ホテルに戻って充電させてもらいました。その間、写真が撮れないので美術館でも行って時間を潰そうと、プリンセンホフ美術館へ。ここはオランダの始祖、オレンジ公ウイレム1世が斃れた場所であり、今はその偉業を讃える美術館のようです。結構、見応えがあってあっという間に一時間が過ぎました。
しばらくデルフトの街を歩きます。
途中で見つけた不思議なポスターが貼られた普通の一般住宅の窓。
右の窓には北朝鮮軍とおぼしき兵隊の行進。
左の窓にはサッカーボール、そして金正日のセリフが
「Go,North Korea!」
デルフトも運河の町です。
デルフトに立ち寄る理由はこれです。
オランダの軍事系の博物館は、ここデルフトにあるからです。
入り口には軍用仕様のMoto Guzz。
最初はローマ時代、次に中世の武具が展示されています。
いろいろ巡ってて何となく感じたのは、オランダは歴史が新しいのかな、といいうこと。
日本で言えばだいたい室町時代にあたる年代くらいから、いろんな史料が充実しています。
これまたFFとかのゲームに出てきそうな武器。
写真には全部収めきれませんでしたが、収蔵数が半端ないです、この博物館。
ライフルの弾の断面。
うすうすそうじゃないかなと思ってたけど、構造が分かってちょっと嬉しい。
コサック兵に返り討ちに遭った時のジオラマみたいです。
下は機関銃ですかね。MINIMIの先祖みたいなものかしら。
この博物館は、マネキンを使った紹介のセット数もかなり充実してます。
今まで見た中では(と言ってもそんなにたくさんあるわけではないですが)一番多いかも。
日本の戦車も、当時のレーダーも、シャーマンだかバットンだか名前が分かりませんがアメリカの戦車もあります。
映画やゲームの中では、そんなに大きく感じなかったシャーマン戦車ですが、実物は想像より大きかったです。
こちらはセンチュリオンとかいう名前の戦車。
さっきのアメリカの戦車より、もっとでかいです。
ソ連のT55戦車の断面解剖モデル。
運転手さん、かなり体を屈めなければならなかったことがよく分かるようになっています。
この辺はOFPでよく見た兵器ですねぇ。
とても懐かしいです。
装甲車です。
でもシルエット的にBMPではなさそうでした。
アフガン派遣時のモデル。
館内には喫茶室と庭があって、買ったものをその庭で食べてもいいようです。
ビールとパニーニとパイ、その向こうには兵員輸送車。
「All, Disembark」
という声が聞こえてきそうです。
デルフトのマルクト広場。
日曜日だからか、市場が開かれています。
偶然とれた鳥の群れが去っていくショットと猫のお昼寝。
先日食べた生の魚は、Hering(ニシン)だったようです。
僕もオランダ人の真似して、しっぽをつまんだまま腕を大きく上げて、天から食べるように食べてみました。
デルフトを出て、ベルギーのブリュッセルを目指します。
一度、ロッテルダムで後からやってくるブリュッセル行き国際列車を待ちます。
国際列車は、先頭に機関車のついた編成でした。
空調が弱めで、車内は偉く暑かった。
そして香水の臭いこと、臭いこと。
おまえらつけ過ぎなんだよ、風呂に入れよ、と言いたい気持ちを堪えて2時間の旅。
予約したホテルのあるブリュッセルの北駅で降ります。
ベルギーに入ると、町並みがかなり変わります。
荒廃したままの建物、散らかった路上、人並みの顔ぶれもだいぶ異なります。
想像していたベルギー=チョコ、ワッフルのイメージと全く違う。
マドリッド、バルセロナより雰囲気が怖いよ、ここ。
本日の夕食。
日本から持ってきたインスタント日本食とお茶のペットボトル。
ホームシックにかからないように、昔からの自分なりの海外旅行の知恵。
明日はブリュッセル観光です。