OFPczの独自インタビュー記事の続きです。(量が多いので、複数回に分けてます)
3.ゲームプレイとゲームでの意思決定の機能について
■最新のプレス記事では、「操作と指揮のインターフェイスがアップデートされます」とありましたが、現在はどのような計画なのか説明してもらえませんか。
□(V.B氏)小隊の操作システムをもっと簡単にできるようにするための開発を行っている所です。これは指揮対象の兵士を一人一人にボタンを押して操作するものにはならないことを意味しています。ゲーム内で”シンプルを可能に”する操作スキームを実装することを狙っていますが、オリジナルタイトルからあった指揮統制は残るようにしたいとも思っています。
■「他のいかなるゲームで見られない、ユニークなプレイモードを実装」とは何を意味しているのでしょうか?何かヒントを貰えないでしょうか?
□(V.B氏)OFP、今ではArmAですが、そのスケールの大きさがユニークと言えますが、それに全く恥じないフルポテンシャルを生かしたつくりになるでしょう。世界中の戦争ゲームにもない、いくつかのマルチプレイモードを計画しています。
■ビークル(車両、航空機等)にもっとスペシャルな機能が追加されたり、キーボードの複合操作を使えるようになったりはしますか?よりリアリズムによりゲームを面白くするのに、この要素を追加するのは効果的だと思います、例えばヘリのオートローテーション、航空機のアフターバーナー、戦車のスモークグレネードの発射、車のハンドーブレーキなどの操作です。
□もちろん、自分たちができることは、たくさんの機能を追加したいと思っています。ですが、私達がゲームを作っているのであって、完璧なそれぞれのビークルのシミュレータを作っているのではないということを思い出してください。とは言え、以前のよりもっと”キーボードサポート”を考慮したいくつかの追加機能を計画しています。
■コミュニティの何人かのメンバーから、ArmAでは砂の壁のようなちょっとした障害物を乗り越えられるよう、ジャンプの機能を実装するべきだ、という声があがっています。その他の大多数は、ジャンプがあるのはゲームを崩壊させたり、CounterStrikeのクローンのようになったりすると言っていますし、障害物を乗り越えるのはオプションの方がいいのではという意見もあります。ArmAではどのようになるのですか。
□(V.B氏)障害物を乗り越えられる機能を実装するようにしましたが、これはCunterStrikeのようなジャンプではありません。
■ヘルメット、アーマー、ベスト、ベルトといった装具品をパーツごとに装備できるようになりますか?
□(V.B氏)そういった方法での変更は可能になっていません。
■ArmAになると、現代の戦車の特長である銃座と外殻が分離するようなリアルな戦車になりますか?砲の安定はどのようになりますか?
□(V.B氏)それは既にOFPで実装しています。
(OFPczの追記:)Gunnerポジションの時、プレイヤーによって銃座と砲塔は固定しますが、マウスを動かすと視界と共に動きます。
■OFPの大きな問題であるヒットポイントをベースとしたダメージシステムはリアリスティックではないと思われますが、貫通力をベースにしたリアルなアーマーダメージシステムへ改良する計画はありますか?あるいは両方をミックスさせるような。
□(V.B氏)これらのシステムをミックスさせる予定はあります。現在、開発中のダメージシステムによって、よりよいものをご覧に入れられるでしょう。
■新しい水面、海面がゲームの中にありますが、泳いだり潜ったりできるスペシャルなユニットは登場しますか?この写真にある海面や波は、最終イメージでしょうか、やや本物っぽくないような気がします。
□(V.B氏)あれは製作中の初期バージョンのものです。既にもっとリアルな印象を与えるものに変更しています。水泳はできませんが、もちろんボートで走らせることはできます。
■AIについて話してもらえませんか?開発の中でもっとも難しいものだと分かってはいます、しかし制圧射撃や援護射撃といったものがあるかどうかなど。建物の中に入れますか?指揮官が死んだ時に、生き残った兵士の振る舞いが別のものに変わるとか。
□(V.B氏)”individual(個々の)”なテーマに一生懸命取り組んでいまして、現在テストの最中です。実のことを言うと、いくつかの要素は既にOFPの中で実装されています。これらを引っ張り出し、ArmAに向けてもっと環境のディテールにあわせてバランスをとり仕上げているところです。
■セーブゲームのシステムについては変更はありますか?今はミッション中に一度しかセーブできないですが。ミッションの難易度に合わせて複数回セーブができるようになるとか、そういった調整はされませんか?
□(V.B氏)ArmAでは、xbox板と似たようなセーブシステムを開発しているところです。