OFP Workshop2にBISの社員が来た(2)

 OFP Workshop2に訪れたBISのRastavovich氏との意見交換で得られたArmAに関するhardrock氏のレポートの続きです。量が多いので全3回に分けます。続きはまた掲載します、明日になるかもしれませんが。


■ミッション・メイキング
ミッション・エディタもより使いやすく向上が図られるだろう。ミッション製作者には、「ライブラリ」と呼ばれるものが提供されるだろう。ごれはゲームの中で使われるアドオンが適切かどうか、武器の設定値のテストと見た目の設定といった種類のミッションが提供される。BISはプレイヤー向けのテンプレートミッションとなるミッション制作ウィザードを同梱するだろう。この方法によりプレイヤーがミッションを創作するまで、数週間から数ヶ月も要さずに、短い時間で興味深いシナリオを実現することができるだろう。ArmAのミッションでもアドオンを使うこともできる。
■スクリプティング
 ArmAのスクリプトエンジンは更に改良されているだろう。スクリプトはロード時の最初にコールしコンパイルされ、それがミッションが終了するまで続く、もっと能率のいいものに変更された。そして文字列と機能は別々のものとして見なされる。一般的な機能はArmAでは最も重要なものだからだ。”SwitchCase(訳者注・多分ゲーム中に操作するキャラクタを切り替えるコマンドだと思われます)”のような新しく付け加えられたコマンド機能を私たちは受け取ることだろう。スクリプトと異なるプロセスを制作する自動化はOxygenとVisitorの新しいバージョンに対しても、同じsqf機能が使われる。(ごめんなさい、かなり意味不明で僕には訳せませんでした・・・)しかしながら、これらのスクリプトが公に作れるかどうかは疑わしい部分もある。
■ツール類
 BISがいくつかのツール類とドキュメントをゲームのリリース前に公開する計画でいることについて、私たちは喜びたい。新しいバージョンのOxygen Lightは、コミュニティに対しいくつかの新しい特徴を持ったものとしてリリースされるそうだ。BISはLindaと命名した新しいツールを開発していて、これはデザイナー向けに自然な植生をジェネレートしてくれるツールのようだ。(訳者注・島を作る時に結構茂みの生やし方とかで苦労するのですが、これを自動化してくれるツールなのではないかと思います)これらのツールがリリースされないとしたら、もっと複雑なものとなるだろう。手作りでモデリングされた一本の木はArmAではもう存在しないと私たちは言われた。
■モデリング
 アドオンに関して、モデラーたちに嬉しいニュースがある。ArmAはアニメーションモデルについて革新的なものがもたらされる。そうカスタムアニメをアドオンのconfig.cppに置かなくてもいいのだ。つまりOxygenの中でコンフィグファイルを一緒にしておくと、p3dファイルにする際に一緒に吐き出してくれる。この方法の採用により、クラスごとにアニメーションを再定義しなくてもモデルは使えるようになる。
 ハードコードされたアニメーションは全て、”controllers”に定義された。まず始めに、ユーザーはチェコ語を学ぶ必要はない。次ぎに、このコントローラは複数の異なるアニメーションと一緒にリンクすることができる。すなわちスクリプトを用いた問題解決の方法は必要でなくなる。アニメーションはユーザーに対して定義することで、要塞の中でも自由に動くことができる。もし覗き穴とマシンガン用の覗き穴に対し、分離したアニメにしたかったら、一緒にリンクして動かすこともできる。アニメーションのタイプ“rotation”は、 “translation”と呼ばれるリンクしたアニメを行う新しい兄弟を得るのだ。
 モデルは、拡張された素材をマッピングすることができるだろう。これでもっとリアリスティックに見せることができるだろう。ArmAのディテールマップとノーマルマップは、HDRと同じくらいに特徴的だ。BISは“Second UV Set”と呼ばれるものも考案した。この技法は、モデルのパーツ上のUVマップに最適な解像度のテクスチャのUVマップを重ねることを可能にするものだ。今までのマッピングと比べて何が新しく、今までと何が違うかについてRastavovich氏は語ってはくれなかった。ArmAでは、テクスチャはsetObjectTextureと一緒にロードされるとのことであるが、これがミッションと一緒にセーブされるのかどうかは、はっきりとしない。BISのモデルの中で最も詳細化したものは、新しいマッピング技術を用いて約6,000ポリゴンとのことである。
 新しいバージョンのOxygenであるが、3D Studio MaxやMayaからのインポートする機能が提供されるそうだ。しかしゲームでの互換性を保つために、Oxygenでの加工の必要性はそのまま残るとのこと。
 そして君たちに保証しよう、ArmAでも航空機は登場する!