OFP Workshop2にBISの社員が来た(3)

 OFP Workshop2に訪れたBISのRastavovich氏との意見交換で得られたArmAに関するhardrock氏のレポートの続きです。一応、これで全部になります。


■島の製作
 新しくなるVisitor3は、衛星データから得た高さ情報や地表テクスチャを含んだ状態でOFP用のマップにコンバートできる。いくつかの特徴を取り除いたVisitor lightがコミュニティ向けにリリースされる。新しいストリーミング技術によりいかなるマップのサイズであれ制限を受けることはない。Rastavovich氏が見せてくれた82km×82kmサイズでの島は、衛星画像を取り込んだもので、これは軍事目的であることを意味している。BISはセルのサイズを5mにアップする実験を試みたが、これは恐らく広いマップでは問題になってしまうだろう。なお新しいVisitorはpng形式のファイルからもインポートできるそうだ。
 上で述べた機能は、Visitorにて異なるプロセスを自動で行うことが出来る。(訳者注・different processesがどんな機能?技術なのか分かりません。複数要員で共同制作するための機能じゃないかと推測します)私たちは見せてもらったそれぞれのサンプルでは、オブジェクトはランダムな場所に、電柱は道路に沿って自動で設置される。私たちが見せてもらったプロセス自動化の中でもっとも印象的だったのは、風景に道路を馴染ませる工程だった。これがとても自然に見え、丘に向けて蛇行して延びる道路が本物の道路であるかのように、周囲によく馴染んでいた。ArmAの中で川については、今回はすぐに見つけられそうにはなかった。
■計画
 BISがOFPコミュニティに対し、際立ったサポートとドキュメントを提供するつもりでいることを私達は保証する。MODコミュニティ向けのWikiが、ArmAの発売前に設立されるだろう。コミュニティのメンバーは、このエンジンから見つけたことなど、たくさんの情報を加えることが出来るだろうし、データの消失を恐れることもない。つまりWikiはArmAに関するコンテンツ作成に必要な情報の第一の入手源になるだろう。
 BISは”Certified Content Developers(コンテンツ開発者の認証制度)”と呼ばれる計画を紹介してくれた。これはコンテンツクリエーターは、BISに登録することにより、wikiやフォーラムよりもっと良いサポートを受け取ることができ、もはや推測論で苦心することから解放される。また(自分の製作物の)PBOに”Sign(※BISによる認証)”を入れることも可能になり、これはアンチチートシステムと連動させることもできる。
■おしまいに
 最大の質問であり、最も重要なキーワードでもある。OFPを持つ全ての人間にとって何が何でも尋ねなければならない質問でもある。「いつリリースされるのか?」
 これに関しては目新しい話はなかった。まだ2006年の第3四半期にリリースするつもりだ、というだけで開発の状況次第ではちょっと変更が入るかもしれない、とのことだった。
hardrock