Luxology Modo202の体験版

 Metasequoiaをレジストしたわけですが、本当は別に欲しかったソフトがありました。それはLuxologyという会社が作ったModoというモデリングツール。
 もともとはLightwaveを作った人達が会社をスピンアウトして作ったのがこのModoだという話ですが、そんな背景のことより画面の見た目の美しさや格好良さに惚れて、ここんとこずっと欲しいと思っていました。


 日本語版もあるし、1ライセンスでWinもMacの両方にインストールを許可するお得な販売体系。ポリゴンモデラーとしての評判もいいみたいだし、UV編集がとても強力だと雑誌で読みました。僕の使い方からするとサブディビジョンは使わないと思いますが、3Dペイント機能を使ってテクスチャにブラシで色を塗れたら便利だな、と思いました。
 ところが販売価格は約10万円・・・・・。
 この手の統合ツールとしては安い方らしいですが(Lightwaveが13万円、3DS Maxに到っては40万円位)、それでも趣味で使うにはちょっと手が出ませんね。多少なりとも自分の本業に役立つならこれも投資と割り切ることもできるのですが。
 そんなこんなで金銭的な面で諦めたわけですが、とりあえず体験版で遊んでみようと思い、日本代理店のMarsでDLし、売却目前のMacMini(PPC G41.5GHz)にインストールしてみました。開いたメニュー画面がとても美しい。アイコンも気合いが入っています。(ミーハーな僕にはこれは重要)
 
 さすがに非力なMacMiniには荷が重いかなと予想していたのですが、ところがどっこい予想外の軽快な動きを見せてくれます。先日のHondaのサイトで落として六角大王Super4で遊んだ8万ポリゴンのバイクも、驚くほど軽快に表示しました。六角大王でこのバイクを読み込ませた時は、パースの表示角度を変えると描画完了までしばらく待たされただけに、Modoの待ち時間なしの描画に驚かされたわけです。
 更にレンダリングも早い。デフォルトのライティングのままなので、こんなものなのかもしれませんが、それでもMacMiniでこの軽快感なら、Win機、IntelMac機ならはかなり期待できそうです。
 次に肝心なモデリングのしやすさですが、マニュアルも読まずにいじっていたので、正直使い方がよくわかりませんでした。適当に円柱のプリミティブを作っても、正しく90度に回転させる方法も分からず、ナイフで断面を分断する際に正確に垂直に切る方法も分からないし・・・。
 マニュアルを読んでから取り組むのが正しいのでしょうが、とりあえず今はいいやと思いました。ただメタセコイアにはなさそうな機能のボタンがたくさんあります。本業でやっている人は、こういった支援機能を駆使するんでしょうね。
 
 それと最新の設計思想で作られているからでしょうか、ワイド液晶ディスプレイでの使用を前提としたGUIのように感じました。両サイドのパネルが大きめで、17インチ液晶ではやや狭めに感じます。
 とはいえ、美しいアイコンとこの軽快な操作感はとても魅力的ですし、メタセコイアが物足りなくなるくらいモデリング・テクスチャスキルが上達することがあったら、24インチクラスのワイド液晶ディスプレイも一緒に買って揃えてみたいなぁ、と思いました。
 あとは、次期バージョンの発売前にバーゲンセールでもやってくれば・・・。