BI Dev’s Blog -先月のイベント- 日本語訳

 久しぶりにBISのDeveloper’s Blogが更新されていました。興味深い記事を3本、Hovoraさんが短くまとめて伝えています。今後、毎月何らかのニュースが出てくるといいですね。
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Few small notes about the events of previous months.
(先月のイベントに関するちょっとしたいくつかのお知らせ)
Written by Jan Hovora
Wednesday, 18 February 2009
原文 : http://www.bistudio.com/developers-blog/few-small-notes-about-the-events-of-previous-months_en.html
 
 このブログエントリーは、多くの事項、ArmA2の進捗に関していくつか、あるいは何もなしで、お届けしています。これらの事項を長文にして分割して、書いていく時間がもう私にはありません。こういった短いまとめでArmA2での私たちの進捗状況とBISの最新情報についてお知らせしていきたいと思います。
 
 まずはじめに、私たちはクラッターの作業が終わりました。クラッターとは、地表を覆う例えば草、小さな植物のようなものをシンプルに表現するモデルのことです。景観の地表テクスチャのマスクの種類によってこれらのモデルを覆わす場所をコントロールしています。まだ終わったわけではありませんが、私たちはこのテクスチャとChernarusのほとんどの部分が完了し、最終工程中にあります。下の画像からも読み取れることでしょう。そう、私たちはArmA2の全ての植生環境の作業が完了したと言える段階に入りました。
 
 これがきっかけとなって、私たちは新しいウェブサイトを開設し、植生を生成するコンピューターグラフィックを提供するサービスを立ち上げました。Lindaの性能、解析ツールでの作成に関するいくつかのビデオやこのシステムに関するより詳細な情報は、 http://linda.bistudio.com/ にアクセスしてご覧になってみてください。




 
 次のちょっとしたお知らせでは、とてもリアリティがあって信用できる顔の作成に使用したかった、新しいプロセスについて書いていこうと思います。ArmA2 は複雑なストーリーが取り巻く作品ですが、その中で重要な要素となるのは、見栄えのするキャラクターにあるだろうと思っています。前作では、私たちは異なるテクスチャと一緒に同じモデルを使いまわすか、特定のモデルだけ頭部を用意しましたが、キャンペーンを演じる俳優としては本当の意味での調和に欠けていたと思います。ですが、ArmA2では違います、実在の俳優を選択できるようになります。それは声だけでなく、本物の顔も使えるようになるのです。私たちは顔かテクスチャ用の写真と、3Dレーザースキャナーでデータを取ります。表面のデータについては、オリジナルから完璧に複製して頭部モデルを作成するための線形マスタとして使用します。それと同時に私たちは、顔のそれぞれのパーツに合わせたライティングをリアルタイムにシミュレートして、前作と比べてもっとリアリスティックな表情を出すライティングを行う新しいスキンシェーダーを開発しました。添付の画像で確認してください。


 
民間人が使用するVBS
 チェコ大学に私たちが納品することを、誇りを持ってお知らせします。これは、私たちの技術を使って学生に教えたり私たちのプロジェクトに協力してくれることを可能とするでしょうし、そうなることを望んでいます。最初のアプリケーションは、ストレスが掛かる状況で頭脳の振舞と利用者の反応速度を測るために、 EEGシステムと一緒にVBSが利用されることでしょう。プラハでは、チャールズ大学の数学・物理学の学部で、VBSがAIプログラミングのやり方について学生の指導をサポートしてますし、将来的にはアルツハイマー病の診断と計測を行う仮想現実環境としても使用されるかもしれません。

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