ArmAで驚いたこと

 ArmAのCoopで、敵と戦わずにさっさとHMMVYに乗って島の探検に繰り出しました。幸い敵は眼前の町にしかいないみたいで、そこさえ外せば安全に旅をすることができます。市街地や木の多い所は重くて辛いですが、旅するには十分です。今日はいくつか見つけたものの中で、OFPより進化したなぁと感じたものを紹介します。


この一枚目のスクリーンショットは、僕も以前作っていた海上コンテナと呼ばれるものですが、まずはスクリーンショットをじっくり見てみてください。側面の鉄板が波うっている(凹凸の部分)ことに気がつくと思います。このコンテナは単なるオブジェだからと割り切って作るのであれば、最低LODから6つの「面」だけで立方体を形成して、代わりにテクスチャに波の陰影をつけて擬似的に立体に見せる方法もありますが、ArmAでは手を抜かずにきちんと波の形で面を作ったようです。ただポリゴンの数が飛躍的に増えるのでフレームレートに悪い影響を及ぼしているだろうと思います。
 
次にこちらです。
崖に道路が通っている場面ですが、それぞれ右側の崖と左側の崖までの距離が、50mもないということに驚きました。僕も今作っている島で、崖に挟まれた場所に道路が通っているエリアがあるのですが、車線を平行に保とうとするのであれば、OFPの仕様上どうしても50mメッシュの範囲の中で道路を通さないといけないのです。ところがArmAのこの場面では、50mもあるように見えない。
 計ったわけではないですが、感覚的にはその半分くらいでしょうか。考えられる実現方法としては、ArmAは25mメッシュになっている、またはどちらか片側の崖は手作りの崖オブジェクトになっているのかなと予想してみました。他にも、この地形ってOFPのメッシュ幅じゃ実現できないよ、と思うような場面に多々遭遇するので、メッシュが小さくなったのかなぁと推測しています。でも、仮にメッシュ幅を半分にしたら、地形の面数は4倍になるので、その分だけ重くなると思われます。立体表現が豊かになった分、フレームレートへの影響は仕方ないのかもしれません。いろいろ推測で書きましたが、後日島を作るツール(Visitorの後継?)が公開されたら、こういうところの進化も分析してみたいと思います。