文化の日と言ったら、航空自衛隊 入間基地の航空祭ですよ。
入間の基地祭に行くのは多分10年ぶりくらいになります。
えらく混雑する基地祭のイメージがあったので、今回は家族を置いて西武池袋線に乗り込んだわけです。
基地のある稲荷山公園駅に降りると、既に人、人、人の人だかりです。
ブルーインパルスがアクロを見せにやってくる航空基地では、最も都心に近い基地なので訪問者数が半端ないのだと思います。ただ入間は駅からとても近い基地なのがいいですね。
バートルという大型ヘリですが、何やら今日が最後のフライトなんだそうです。
スピーカーから聞こえてくる司令さんかどなたかの送辞?が、とても印象的でした。救難活動で長らく活躍したこのヘリの独特のローター音を聞いた遭難者・要救助者は「これで生き延びられるかもしれない」と勇気づけてきたはずだ、という話でした。確かにこの音は、そういう音だと思います。またこのフライトを最後に、博物館に行くと聞きました。
ブルーインパルスの展示飛行は13時からです。最前列の席を抑えるには早朝からダッシュで来て場所取りしないとダメっぽいですが、そこまで気合いの入ってない僕は早めに昼ご飯を終え、12:00からできるだけ前列に近い方に並びます。それでも3列目くらいでしょうか。
前に並んでいる人と人の間にレンズを通しながら、ブルーインパルスのパイロットや整備チームの準備活動を撮影します。濃いブルーのユニフォームを来て機体に触れている人がパイロットさんで、やや薄いブルーのユニフォームの人が列線の整備士さんです。僕は飛行中の航空機を撮影するより、こうした隊員さんの営みを撮影する方が好きなのです。
いよいよ13時になり、パイロットさんが機体に乗り込み、エンジンを始動します。そして6機が空に飛びました。
アクロバットの演目に詳しくないので、凄さとかをうまくお伝えできないのですが、とにかく美しかったです。素晴らしい。パイロットの時点でものずこい才能の持ち主と言えましょうが、その上更にてっぺんの人達を集めて、猛訓練を積んでこの美しさを醸し出してるんだと思うと、この国はなかなか凄いなぁと思いました。最近、ともて生意気なうちの子供に見せたかったです。
それと編隊の動きに合わせてカメラを向けるのですが、撮影中に何度か周りで並んでいる方にレンズを当ててしまいました。大変、申し訳ありません。
ブルーインパルスの展示飛行が終わると、地上展示の航空機が次々に母港に帰っていきます。陸自のOH-1,OH-6,AH-1S,UH-1,CH-47等が帰り、海自のSH-60KやT-3が帰り、P-3Cも帰り支度を始めています。この離陸順に何か法則はあるのか、と基地の人に尋ねると「特に決まりはないけど、離陸準備が早く整う機体から先に帰ることが多い。特にヘリは準備がすぐ終わるので早いよ」というお返事でした。なるほど、遠い順から先に帰るのかなと思ってましたよ。
お目当てだったF-15やF-2といった戦闘機達の離陸シーンも撮りたいなぁ、と思いましたが尋ねると「F-15とF-2は明日帰るから、今日はこのまま」とのこと、残念。
F-4は帰投の準備を始めていたので、パイロットや地上要員が離陸準備を始めている姿を見学していました。こんなに近くでファントムを見るのは生まれて初めてのことです。「エリア88」や「ファントム無頼」でF-4に憧れていた少年時代の私が蘇ります。でも、なんだか右エンジンのタービンが回ってなかったような気がします。地元住民に配慮して片肺で帰るんですかね。これも聞けば良かったな。
※ 写真はいずれもNikon D300 + Nikon AF-S 80-200 F2.8 で撮りました。
すばらしい写真、堪能しました
航空祭は、子供の頃に各務原の岐阜基地のやつに、父親に何度か連れて行ってもらいました
来年は息子を連れて出かけてみようかな
僕も父親に連れてきてもらった入間か横田が原点になっています。
近い将来、自分の息子に同じ感動を伝えてあげたいですね。
ぜひ、たつさんの息子さんにも!